佐賀市の未来をともに描く――坂井市長とCSOの意見交換会を開催

10月3日、佐賀未来創造基金と地球市民の会の共催により、「佐賀市政とNPOとの協働の未来を語り合う円卓会議」を開催しました。
会場の佐賀女子短期大学3号館には、坂井英隆佐賀市長をはじめ、福祉・教育・子ども支援・防災・企業・多文化共生など多様な分野の十数名の実践者が集まり、1時間半という限られた時間を超える熱量で”今後のさらなるCSOとの協働”をテーマに様々な意見が交わされました。

冒頭、市長からは「挑戦には失敗もあるが、挑戦を止めないことが大切」との言葉があり
“動きます、佐賀市”のスローガンのもと、市民とともに歩む姿勢が語られました。

市政の現状と未来像として、「400年の歴史の上に、新しい佐賀をつくる。日本一便利で豊かなまち、リッチ・ローカル佐賀市を目指したい」と語る市長の言葉に、参加者の表情も真剣そのもの!
※参考:佐賀新聞記事

現場のCSOの方々からは、「災害対応や防災に関するさらなる三者連携」「多文化共生の今後」「伝統工芸の大切さ」「福祉という言葉にとらわれすぎない幅広い連携」「こどもの居場所とバルナーズや行政との協働」「市民と行政が同じ言葉で語り合える関係を」「地域の小さな声を制度につなげたい」など現実に根ざした提案が次々とあがりました。

それに対し市長は、「制度や仕組みの壁を越えて、皆さんと成功事例を一緒に形にしていきたい」と応じ
会場には温かい共感と前向きな空気が広がりました。

行政とCSOの垣根を越えて、未来をともに描くこの対話の時間は、佐賀のまちづくりに新しい風を吹き込みました。
佐賀未来創造基金は、こうした“つながりから始まる協働”をこれからも大切に、地域の循環と創造の力を育んでまいります。