新年のご挨拶

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

続いていく新型コロナやそのなかでの困窮や災害の爪痕、そして世界をみると戦争などを感じる一年でした。ただ、そんな時だからこそ、当たり前の日常に感謝しながら皆で助け合い、支え合って困難こそ、笑顔で乗り越えていきたいと改めて感じています。

新しい年のはじまりを迎えた、この今も、県内各地域で、新型コロナ対応に尽力されている医療・福祉分野の方々や子どもやそのご家族の支援、そして災害対応や復興支援に取り組んでいる方々がいらっしゃいます。

https://saga-mirai.jp/news/support-new-corona/

私たちも微力ではありますが、今年も変わらず愚直に、行政の方々をはじめ、「さが・こども未来応援プロジェクト実行委員会(さがっこ)」や「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」、そして佐賀県食でつながるネットワーク協議会などの支援ネットワークの皆さんと一緒に、地域の支え合いの活動を地道に継続していけるよう頑張りたいと決意を新たにしています。

さが・こども未来応援プロジェクト|公式ホームページ (saga-codomo.org)

佐賀災害支援プラットフォーム【公式】 | SPF (s-spf.com)

また、今年はさらに、社会を変えるための地域での社会活動をはじめ、「人生の集大成の寄付」と言われている遺贈寄付や「SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)」などの社会的投資(融資)などの「温かい資金(ローカルファイナンス)」の流れがいよいよ知己でも生まれてくるのではないかと実感しています。

滋賀県東近江市などで行われている、行政や企業、市民社会組織等が連携して社会課題の解決を目指す「SIB」を活用した地域づくり分野における「社会的投資」の動きは、アフターコロナ、ウィズ・コロナという時勢のなか、「地域循環共生圏」という言葉を下敷きに(地域を重視する流れによって)全国各地域で広がってきています。

また、全国的な動きとして、一般社団法人全国レガシーギフト協会などで、年間約500億円といわれる国庫に帰属されている身寄りのないお金についても、遺贈寄付で少しでも地域のため、課題解決のために活用される社会にするため、支援活動を行っているなかで地域からの遺贈寄付のご相談は着実に増えてきており、佐賀での「傍楽庵」の事例など個人から地域の資産になり継承されていっています。

佐賀県遺贈活用相談センター | 公益財団法人佐賀未来創造基金 (saga-mirai.jp)

私たちも資金分配団体として参画している休眠預金等活用や日本財団との連携による「子ども第三の居場所」設立運営等の支援事業も、今年は最終年度の結び年になっていきます。

休眠預金事業 | 公益財団法人佐賀未来創造基金 (saga-mirai.jp)

子ども第三の居場所 | 公益財団法人佐賀未来創造基金 (saga-mirai.jp)

様々な機会を地域の方々と一緒に活用させていただき少しでも社会課題の解決や新しい価値の創造につながる応援ができればと改めて関係者一同で覚悟しながら地道に取り組んでいきたいと思っています。

私たち佐賀未来創造基金の活動も、微力ではありますが、少しずつ前に進み、そして、地域に広がってきております。

しかしながら、まだまだ地域の困りごとや災害や戦争などに向き合うと自分たちの力不足を感じることが多々あります。

「一人の百歩より、百人の一歩」
微力でも自分たちにできることを皆さんと一緒に考えながら向き合って試行錯誤しながら取り組んでいきたいと思っています。

ぜひ、皆様のお知恵やお力添えなど、引き続きご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

改めて皆さまにとって、この一年が、より実り多き心豊かな年になることを祈念しております。

本年も何卒よろしくお願いします。

公益財団法人佐賀未来創造基金
代表理事 山田健一郎
さがつくメンバー一同