プロジェクトのはじまり
「制服はお譲りでなんとかなります。でも、新しいカバンが買えないのです」
これは私たちが、高校入学を控えた子どもたちがいる、とある現場でうかがった悲痛な声です。
この声をきっかけに、私たちは現場の声を集め、「入学応援給付金プロジェクト」を立ち上げました。
現状での公的な奨学金制度は「貸与型」が主流です。
ひとり親家庭をはじめ、家庭の事情により学校に行きたくても行かせることができない保護者の方の悔しさ、「学校に行きたい!」という子どもの切実な思いを諦めないでよい地域社会が作りたい!
そんな想いを胸に、2019年度より事業を実施しております。この取り組みに共感し、ご支援くださった寄附者の皆さまのお力添えにより、この5年間に205名の皆さんに給付金をお繋ぎいたしました。
今年度も、進学を希望し支援をもとめる声とお問合せが既にたくさん届いております。
一人でも多くの子どもの「学校に行きたい!」という切実な思いを叶えるために、今年度もご支援を募ってまいります。
「子どもの進学を素直に喜べないんです。」
私たちが、この入学応援給付金プロジェクトを立ち上げるきっかけとなったのは、
「制服はお譲りでなんとかなります。でも、新しいカバンが買えないのです」
という悲痛な声でした。高校進学にかかる費用は、少なくても10万~20万はかかります。
この声で、私たちは「あと5万円足りない…」と入学をあきらめる子どもが佐賀県内にいることに気づかされたのです。
多重な困難を抱える子どもを取り巻く家庭環境などの問題はますます深刻化してきています。
困難をもたらす要因は実に様々です。そのため公的支援をすみずみまで行き渡らせるには難しい現実がそこにはあります。
まずは義務教育がなくなり、進学の壁となるといわれる「中学卒業時から高校入学時」にかけて最大20万円を届けます。
「地域全体で誰一人取り残さないような支え合える地域社会をつくりたい」
少しの支えで、子どもの夢が叶い、将来の可能性が開けるこの「入学応援給付金」を届ける取り組みを応援してください。
進学を目指す中学生からの叫び
~~未来を奪われそうな子供たちの現状~
全国の皆様のあたたかなご支援をお届けしました!!
高校進学を叶えた受給生からのお手紙をご紹介します。
他にも沢山のお手紙が届きました。
「高校から、新しく部活をはじめて、へたくそだけど頑張ってます!」
「僕も辛いことがあるように、他の人にも辛い時があります。そんな時に寄り添ってあげられる人になりたい」
「パティシエになるべく専門教科、課題などたくさんの事を学んでいます。教科の数が多くて大変だけど頑張ります!」
「悩んでいた中学生だった自分に大丈夫だよと声をかけてあげたいです」
「私のように進学費用のことで悩んでいる後輩がいます。この給付金をずっと続けてください。お願いします。」という声も寄せられました。
この取り組みを継続するには、あなたのご支援が必要です。
どうぞよろしくお願いします。