謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
新しい年がはじまりました。
大変な時期は、まだまだ続くかもしれません。そんな時だからこそ助け合い、支え合い、乗り越えていきたいと改めて感じています。
新しい年のはじまりを迎えたこの今も、県内各地域で、新型コロナウイルス感染症の対応に追われる医療・福祉分野の方々や、子どもやそのご家族の支援、災害対応や復興支援に取り組んでいる方々がいらっしゃいます。
https://saga-mirai.jp/news/support-new-corona/
私たちも微力ではありますが、佐賀県、さが・こども未来応援プロジェクト、佐賀災害支援プラットフォームと共に、地域の支え合いの活動を今年も継続していけるよう努める所存です。
また、今年は、社会を変えるための活動や資金の流れが、さらに重要性を増してくると考えています。
「地域を愛するプロサッカーリーグ」を目指すJリーグの社会連携活動「シャレン!」は、この佐賀の地でも、サガン鳥栖と地域との連携によって育ちつつあります。
そして、他のスポーツにおいても、地域と連携した社会貢献活動の機運が高まる兆しがあります。
近年、「人生の集大成」、「人生最後の社会貢献」として注目を集めている「遺贈寄付」。今、40代以上の約2割の方々が、相続財産の一部で社会貢献をする志があるといわれています。
全国的な動きとして、一般社団法人全国レガシーギフト協会などで、年間約500億円といわれる国庫に帰属されているお金について、遺贈寄付で少しでも地域のため、課題解決のために活用される社会にするため、支援活動を行っています。
滋賀県東近江市や愛媛県西条市で行われている、行政や企業、市民社会組織等が連携して社会課題の解決を目指す「ソーシャルインパクトボンド(SIB)」の地域づくり分野における「社会的投資」の動きは、アフターコロナ、ウィズ・コロナという時勢のなか、地域を重視する流れによって、全国各地域で展開されていく可能性を秘めています。
私たちも資金分配団体として参画している休眠預金等活用も、今年は、初年度の成果が見えてくる年となります。それにより、休眠預金等を活用した社会課題解決活動も大きな転機を迎えるに違いありません。
私たち佐賀未来創造基金の活動も、地道にではありますが、少しずつ前に進み、そして、地域に広がってきております。
しかしながら、まだまだ地域の困りごとに向き合うと力不足を感じずにはいられません。
ぜひ、皆様のお知恵やお力添えなど、引き続きご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。
最後になりますが、皆さまにとって、この一年が、より実り多き年になることを祈念しています。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
公益財団法人佐賀未来創造基金
代表理事 山田健一郎
さがつく一同