年末のご挨拶を申し上げます。
令和元年の新しい年号を迎えて、はやくも次の年を迎えようとしています。
皆さまにとってはどんな一年だったでしょうか。
ふりかえると、8月の佐賀豪雨災害では行政をはじめ、社協、そして、佐賀災害支援プラットフォームのメンバーとして連携しながら災害対応を行い、現在も大町町、武雄市で引き続き仲間と共に「誰一人取り残さない!最後のひとりまで!」と、支援活動を行っています。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/632
さが・こども未来応援プロジェクトは地道に一体となって支援活動をしながら3年目を迎えて、40か所以上のこどもの居場所の設立運営の支援や食材等の配送などを行い約3倍までこどもの居場所が増えてきています、そして、アウトリーチや外国にルーツを持つ子どもたちの支援など多様なニーズに対応しながら継続して行っています。
最後まで頑張りますので変わらぬご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/738
また、本プロジェクトを進めるなか、「あと5万円足りなくて高校進学を諦めた」という現場の声から今年度からスタートした「こどもの居場所とつながる入学応援給付金」。
地元の企業様からちょうどそのタイミングで「義務教育が終わり高校に行きたくても行けない子どもたちを助けてほしい。」という要望とご寄付を預かり基金を創設しました。
進学時に必要な約20万円を返済不要の給付金として助成する奨学金事業には112名のご応募をいただき、2019年12月時点でふるさと納税を通じて100万円以上のご寄附をいただいていたことで、当初20名だった定員の約2倍の直接面談した39名の中学三年生全員に対して、来年春に向けての高校進学のための応援ができることになりました。
こちらも次年度の子どもたちのために継続できるよう、引き続き、応援いただけましたら嬉しいです!どうぞよろしくお願い致します。
https://www.furusato-tax.jp/gcf/474
助成を受けた中学生が、地域の居場所に集うこどもたちの「お兄さん、お姉さん」としてナナメの関係を築き、将来の社会的視点を持つ人材に育つことを期待しています。
一方で、いつも自問自答するのが、果たして私たちはすべてのこどもたちを救えているのかと日々力不足を感じています。
地域の課題を解決するためには、私たちの力だけでは到底追いつかず、関心を持ってくださる支援者の方々をはじめ、行政や企業なども含め多くの方々の関心や応援が必要です。
その応援の輪を少しずつでも拡げるためには継続した活動をし続けなければなりません。
「微力だが、無力ではない」「どんな境遇のこどもたちも見捨てない!」
この言葉を胸に私たちは少しずつですが、確実に、地域の皆で前へと進んでいきます。
今年を振り返ると災害対応や地域のお祭り、子どもの応援や各企業様との冠基金やイベントなど多岐にわたり活動をしていることを改めて感じると共に、支えるつもりが支えながら現場に向き合っているのだと改めて感謝しております。
年末最後のお願いとなり大変恐縮でございますが、引き続き、地域の未来にご協力、ご支援を賜ることができましたら幸いです。
そして末尾になりますが、皆様、どうぞよいお年をお迎えください。
来年も、私たち佐賀未来創造基金や地域と一緒に進めるプロジェクトを関係者一同しっかりと進めていきます。
本年も大変お世話になりました。
これからもなにとぞよろしくお願い申し上げます。
公益財団法人佐賀未来創造基金
代表理事 山田健一郎
関係者一同