NHK佐賀 NEWS WEB 子どもの居場所づくりへ基金設立 03月27日 18時04分

佐賀市の公益財団法人が、ふるさと納税で寄せられたおよそ1000万円を基に、「子どもの居場所づくり」を支援する基金を設けることになり、今後、継続的な取り組みを強化することになりました。

27日は、佐賀市で、「公益財団法人佐賀未来創造基金」の山田健一郎理事長が記者会見し、新たな基金の設立を発表しました。

この基金は、ふるさと納税で寄せられたおよそ1000万円を基に、「貧困や問題を抱える家庭の子どもの居場所作り」に取り組む団体などに届けられるほか、そうした子どもたちのための、机や文房具の購入費用などにあてられるということです。

県こども家庭課によりますと、支援に取り組む団体やNPOが県内14か所で子どもの居場所づくりを進めていますが、十分ではないということで、来月以降、県も補助金を出すなどして支援を強化する方針です。   佐賀未来創造基金の山田理事長は「たくさんの人たちから託された資金なので身が引き締まる思いです。県などとも連携して貧困の子どもたちなどを継続して支援する財源にしたい」と話していました。