空き家問題を考える地域会議
高齢化や人口減少に伴って増え続ける空き家の課題や解決策を、地域の住民や行政、民間団体が一緒になって考えようという会議が佐賀市で開かれました。
この会議は、高齢化や人口減少にともなって増えている佐賀市中心部の唐人地域の空き家の問題について考えようと開かれおよそ50人が参加しました。 はじめに佐賀市のNPOの代表の塚原功さんが、平成25年の調査で全国には空き家が820万戸あることや、空き家を処分する際に相続の関係で問題が生じる事例が多いことなどを説明しました。 また、学識経験者や住民などが意見を出し合い、空き家が解体されたあと駐車場になるケースが多く街の活気がなくなりさみしいとか1人暮らしの高齢者の住まいは、将来空き家になりやすく佐賀市中心部は高齢化率が高く対策が必要だなどの意見が出ていました。 会議を主催した佐賀未来創造基金の山田健一郎理事長は、「空き家の問題を自分のこととして共有して、みんなで考えることで、いい地域を作っていきたい」と話していました。