佐賀未来創造基金の日隈です。

12月14日(日)に佐賀商工ビルにて、「CSOのマーケティング・ファンドレイジング」セミナーを実施いたしました。

講師にNPOマーケティング研究所の長浜さんをお呼びして、前半はマーケティングの基礎的な概念をお話していただき、CSOにとっての強みや弱み、外部環境であるチャンスやリスクの分析の仕方をお話いただきました。 1214_セミナー写真1.png

マーケティングの基礎的な概念をお話頂いた後、参加者の方々が、現在の団体の現状を整理するため、 「取り組んでいる課題」 「現状の認識」 「ターゲット」 「解決手段」 「目指す状態」 上記5つの項目について、参加者の皆さんにそれぞれの団体について考えていただくワークを実施しました。

この項目を整理する中で、現状の認識として、取り組む課題の実態や市場規模を”数値”に落とし込む作業で手が止まってしまったり、自団体の価値や強みはどこなのか、他ではなく、なぜ自分達がするのか、といった事を考えました。 想いは持っていても、実際に自分達が誰に対して価値を提供しようとしているのか、それを求めている人はどこに、どれだけいるのか、など、分析しなければならないなど、たくさんの気づきを与えていただきました。

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後半は、実践事例として福岡で実施している「草莽塾」の紹介を、NPO法人アカツキ代表理事の永田さん、草莽塾実践団体であるNPO法人エデュケーションエーキューブ代表理事の草場さんにも入っていただき、お話をしていただきました。 草莽塾について少し説明をすると、「NPOマーケティングで社会を変える!」をコンセプトに、基本編と実践編に分かれた研修で、8月〜12月まで全6回実施します。

参加団体ごとのテーマ設定から始まり、学んだマーケティングの手法を活用して自団体の課題を解決していくためのマーケティングプランの作成・実践を行っております。

最後に草莽塾で実践した団体であるNPO法人エデュケーションエーキューブの草場さんのお話でした。 NPO法人エデュケーションエーキューブでは、 「すべての子ども達に学びの場を」~生まれ育った環境で子ども達の未来が決まらない社会へ~ をミッションとして、経済的な格差が子ども達の教育格差に繋がらない社会を目指して活動しているNPO法人です。 小学生・中学生の子ども達を対象にパソコンやタブレットを活用して、子ども達の学力に合わせたe-learningによる個別指導型アフタースクール(学習塾)を運営しております。

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草場さんのお話の中で、 「草莽塾に参加して、(数値化することで)課題が明確になり、メンバー間で共有することができた事が大きかった。」 という言葉が印象的でした。

団体で活動していると、目の前の事でいっぱいいっぱいになり、数値的な分析をしたり、時間を取って現状や課題の共有する時間は取りにくいですよね。

そういった事をマーケティングを用いて分析し、戦略を立てて行くことは大変重要だと感じました。 最後になりましたが、 NPOマーケティング研究所 長浜様 NPO法人アカツキ 永田様 NPO法人エデュケーションエーキューブ 草場様 ご多忙の中、お時間いただきお話いただき、本当にありがとうございました!